第32回 ジャパンカップ

予想

なかなか面白いメンバーが揃った。現役最強馬、凱旋門賞馬、三冠牝馬。古馬も3歳馬も活きのイイのがいる。

しかし、中心はオルフェーヴルしかないか。ホームで外国馬にヒケを取るとも思えぬし、宝塚記念で理想的なレースをしたルーラーシップに勝利したことは決定的だったように思う。もちろん出来やら枠やらヤネやらと、不安を挙げだすとキリがないのもこの馬の持ち味だが。。。

ルーラーシップフェノーメノ。実力伯仲だが、天皇賞(秋)のレース振りや臨戦過程からすると、今回は叩き2走目ルーラーシップが上と見た。フェノーメノが成長で追いつくかどうかもあるが。

ジェンティルドンナも面白い。いきなり3歳牝馬が通用するかは未知数だが楽しみに見守りたい。

ここまで人気どおりだが、もう一頭となると意外と難しい。素直に行けば秋天を勝ったエイシンフラッシュだが、デムーロの好騎乗や、内が開いた幸運のおかげという感もあり、あんまり強気に押せぬ。トーセンジョーダンはまだ本調子ではないようだし、ダークシャドウは2,400mのイメージがない。

外国馬はソレミア以外は実績もイマイチだし、あんまり日本の馬場向きのがいない印象。ソレミアも凱旋門賞はフロックっぽいしなあ。買える馬はいないと判断。

オルフェーヴル
ルーラーシップ
フェノーメノ
ジェンティルドンナ

結果

1.ジェンティルドンナ
2.オルフェーヴル
3.ルーラーシップ

ラストは2頭の激しい叩きあいをジェンティルドンナが制した。オルフェーヴルに馬体をぶつけて審議となったがお咎めなし。しかし上位4頭はいずれもラスト3ハロン32秒台と、引っぱったビートブラック以外はかなりのスローペースだったと言える。

ジェンティルドンナは堂々たる競馬でした。見事な勝負根性。前々に行った岩田らしい積極策も思いっきり吉と出た。遠征帰りのオルフェーヴルが100%の出来でなかったとしても、この馬とていったん秋華賞を大目標にやってきただろうし。来年はどのレースに出るんだろうか?

オルフェーヴルはやや後ろからの競馬だったが、珍しく(?)大外をぶん回さずに早目に前へもって行ったのは池添好判断。しかし残った脚ではジェンティルドンナに対抗できなかったか、それともやっぱり体調がイマイチだったのか。どうも女の子に弱いようですな。

ルーラーシップはあの後ろからでは届かない。挑戦者らしくもう少し前目にいければねえ。ダークシャドウも同様だが、こっちはスローが多少は幸いしたかな?

フェノーメノは位置取り的にはもう少しやれてよかった気もするが、今日みたいなレースでは切れ味的にちょっと通用しなかったか。